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デジタルワークプレイス①『デジタルワークプレイスとは?デジタル化との違いについて』

〝むくげ〟です!

どのような場所でも同じ環境で快適に働くことができる『デジタルワークプレイス』という言葉を最近よく聞くようになりました。そこで、『デジタルワークプレイス』とはどのようなものであるのか、導入のために必要なってくるポイントはどんなことがあるのかなど、概要について簡単に説明していければと思います。

今回はデジタルワークスペースとデジタル化との違いについてみていきたいと思います。

 

デジタルワークプレイスとは

デジタルワークプレイスとは、デジタルツールなどを用いて社員が働く環境を整え、いつでもどこからでも同じ環境で作業や情報共有などが行えるようにするデジタルな仕事空間のことを言います。その目的はテレワークやクラウドサービスの導入などによる労働環境のデジタル化とは異なるもので、生産性の向上や企業の価値を向上させるという位置付けとしてあります。デジタルワークプレイスの構築は、テレワーク環境の整備や、オンライン会議やチャットツールによる円滑なコミュニケーションができる環境の準備、セキュリティ対策(ゼロトラスト)等を行うだけでは足りず、このようなデジタル化を行いながら、今までの業務形態をより効率的で生産性の高いものとなるように、業務プロセスを整えていくことが大きなポイントとなります。

 

労働環境のデジタル化とデジタルワークプレイスの違い

コロナ禍の影響により、テレワークの普及が急速に進み、業務やツールのデジタル化を取り入れ業務効率が高まった企業も多いと思います。しかし、それに反して円滑なコミュニケーションがとりにくくなったり、セキュリティの面に不安が残るなどの課題も浮き彫りになってしまいました。このように、労働環境のデジタル化をすることで、うまく機能させることが出来ない部分も出てきてしまっています。

このようなデジタル化による問題には、業務プロセスから離れた個別ツールの利用による、労働環境のデジタル化が原因となっている場合があります。そのため、従来の業務プロセスを単純にデジタルで全て再現しようとしても上手くいかない箇所が出てきてしまいます。

上記のようなデジタル化により生じる問題を解決するのがデジタルワークプレイスであり、効率的な業務プロセスをオンラインで実現するために最適化された仕組みとなります。オンラインに適応した業務プロセスを作り出すことで企業の成長戦略を支える概念となります。単に労働環境をデジタル化するのではなく、成長戦略の一環としてオンラインに適応した業務プロセスを提供する点が、デジタルワークプレイスと労働環境のデジタル化の違いと言えます。

 

なぜ、デジタルワークプレイスが求められるのか

日々進む技術の進歩により、オフィスにいなくても働ける環境が整いやすくなったことに加え、新型コロナウイルス感染症の流行によって、テレワークなどのリモート環境で働く人が増えています。また、経済産業省でも推進している、DX(デジタルトランスフォーメーション)化に取り組みデジタル化を進める企業も多くなっています。

そのような中で、前述のようにテレワークをはじめとしたデジタル化により見えてきた課題も多く、課題を解決して従業員が力を発揮することができる環境を整えるデジタルワークプレイスが注目されるようになりました。

また、いつでもどこでも、オフィスと同等のパフォーマンスを発揮できる労働環境を提供するデジタルワークプレイスの構築によって、ワークライフバランスを重視しつつ、多様な働き方に生産性と安全性をもたらすため、働き方改革の推進という観点でも今後のビジネス環境でますますデジタルワークプレイスが求められるようになっていくと考えられます。

 


 

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