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「あなたは何をしているのですか?」──働く意味を考えた7月の月例会

アップデートでは毎月一度、全社員が集まる「月例会」を開催しています。

普段はそれぞれがお客様先で業務を行っているため、全社員が顔を合わせる貴重な時間です。会社からの共有事項だけでなく、社員同士の交流や学びの場として、毎月さまざまなテーマを企画しています。

7月の月例会では、先日、新入社員課題図書の著者としてもお越しいただいた経営コンサルタントの小野訓啓さんを講師にお迎えし、「Business Compass(企業人のための羅針盤)」をテーマにご講話いただきました。

企業人としての「羅針盤」

今回の講話では、企業人として大切な考え方を、羅針盤の4つの方位になぞらえて分かりやすくお話しいただきました。

 

Expectation(期待)

まず大切なのは、「期待」を超える存在になること。

会社やお客様から求められる期待に応えるだけでなく、それ以上の価値を提供できる人こそ、本当の「人財」であるというお話が印象的でした。

目の前の仕事をこなすのではなく、「期待を超えるには何ができるか」を考え続ける姿勢こそが、自分自身の成長につながることを改めて学びました。

 

Work(仕事)

仕事は単なる作業ではなく、「何のために行うのか」という**目的(Purpose)**を持つことが大切です。

また、仕事を楽しむことも偶然ではなく、自ら工夫を積み重ねることで生まれるものだというお話がありました。

小さな工夫が成果につながり、その成果がさらに仕事を楽しくする。

そんな好循環を小野さんは「Good Jobスパイラル」と表現されていました。

楽しみながら挑戦を続けることで、新たな出会いやチャンスが生まれるという考え方は、社員一人ひとりにとって大きな学びとなりました。

 

Society(社会)

企業は利益を追求するだけではなく、社会の一員として存在しています。

近江商人の「三方よし」の考え方や、コンプライアンスの本質についてのお話を通じて、お客様だけでなく地域社会に価値を届けることの大切さを改めて考える機会となりました。

地域企業の課題解決を使命とする私たちにとっても、非常に共感できる内容でした。

 

New Frontier(新たな領域)

最後のテーマは、「まず行動すること」。

どれだけ知識があっても、行動しなければ何も変わりません。

まずは一歩踏み出し、PDCAを回しながら改善を繰り返すこと。そして、目標を宣言し、自らを動かすこと。

「やってみる」というシンプルな言葉の中に、成長するための本質が詰まっていました。

AI時代だからこそ、人にしかできない価値を

講話の中では、生成AIについてのお話もありました。

AIが急速に進化する時代だからこそ、人間に求められるのは、

・体験すること

・経験すること

・実験すること

・冒険すること

こうした、人だからこそ積み重ねられる経験です。

アップデートでもAIを積極的に活用していますが、大切なのはAIに置き換わることではなく、AIを活用しながら人としての価値を高め続けること。

AI時代だからこそ、人間らしい経験や挑戦の価値を改めて感じる時間となりました。

「あなたは何をしているのですか?」

講話の最後、小野さんは一つの物語を紹介してくださいました。

旅人が道端で働く二人の石工に同じ質問をします。

「あなたは何をしているのですか?」

一人は、

「レンガを積んでいます。」

と答えました。

もう一人は空を見上げ、

「多くの人が祈りに訪れる教会をつくっています。」

と答えます。

同じ仕事をしていても、その先にある目的や価値をどう捉えるかによって、仕事への向き合い方は大きく変わります。

私たちスマート社員も、お客様先で日々さまざまな業務を担当しています。

だからこそ、「何をしているか」ではなく、「その仕事によってどんな価値を生み出しているのか」を考え続けることが大切だと改めて感じました。

学びを、行動へ。

アップデートでは、知識を学ぶだけで終わらせるのではなく、それを日々の仕事やお客様への価値提供につなげることを大切にしています。

今回の月例会で得た学びも、一人ひとりが行動に移し、お客様への価値、そして地域社会への価値として還元していきます。

これからも社員一人ひとりが企業人としての「羅針盤」を持ち、地域企業とともに成長しながら、地域社会をアップデートするという使命の実現に挑戦してまいります。

講師紹介

小野 訓啓(おの くにひろ)氏

日本生産性本部認定 経営コンサルタント。

足利銀行に入行後、新宿支店長や事務企画部長、次期システム推進管理室長兼システム担当役員として基幹システム移行プロジェクトを推進。その後、めぶきフィナンシャルグループ取締役や宇都宮大学客員教授などを歴任され、現在は栃木県を代表する東証スタンダード上場企業である藤井産業株式会社の社外取締役(監査等委員)を務められています。

また、書籍の出版や新聞・専門誌への寄稿などを通じて、企業経営や地域社会への提言を発信されるほか、公益財団法人ワグナー・ナンドール記念財団の監事としてアートギャラリーの運営にも携わっています。さらに現在も学芸員資格の取得を目指して大学で学び続けるなど、生涯にわたり学びを実践されていることも、小野さんの大きな魅力です。

豊富な経験と数々のご実績をお持ちでありながら、その経歴を感じさせることなく、どんな相手にも自然と歩み寄り、常に同じ目線で接してくださる小野さん。その温かく誠実なお人柄に、新入社員をはじめ誰もが自然と引き込まれ、私たちも多くのことを学ばせていただいています。


新入社員課題図書に続き、今回の月例会でも貴重なお話をいただきました。

小野さん、この度も誠にありがとうございました!