MVVアップデートプロジェクトが始動しました!
自分たちを改めて見つめ直す
今では弊社のメインのサービスとなっている「スマート社員」(当時:コアスタッフサービス)を主軸に据えたのが5年前。それからこの数年、世の中はコロナ渦を経て劇的に変化。今年は新卒も3名入社し、組織も大きくなる中で、5年前に策定した当時のミッション、ビジョンが現在の自分たちと少し合わなくなってきたと感じていました。
そこで、改めてアップデートが目指すべき姿、大切にしてる価値観を社員含めみんなで話し合い、アップデート(以下、UD)の存在意義や役割を言語化する為、ミッション・ビジョン・バリューを作る、MVVアップデートプロジェクトを始動しました!
(MVV=Mission,Vision,Valueの頭文字)
プロジェクトの流れ
MVV策定は単なる「作る」ことではなく、作ったものをUDのメンバーが自分たちの指針として自分ゴト化することが何よりも重要です。そのため、策定のプロセスも重視しました。
社員・関係者へのヒアリング
今回は外部コンサルタントの力を借り、まずは社員や関係者からアップデート(以下、UD)に関する率直な感想・意見や、スマート社員やUDの将来性についてヒアリングを実施。
全社員に今回のMVV見直しの理由と、段階的な取り組みとしてのミーティングであることを説明してからヒアリングを始めました。
その結果、社員のみんなも興味関心をもち、プロセスに前向きに参加してくれました。
※ヒアリング内容一部抜粋
Q:わが社の事業に、将来性や他社に無い強みがあると感じていますか?
A:地方都市でのITの活用が進んでおり、この領域における将来性を感じています。特に、柔軟な対応力が重要で、私たちの成長とともにこの対応力を高め、お客様のニーズに迅速に対応することができれば強みになると感じています。
Q:あなたは現在従事している仕事に対して、誇りとやりがいをもって取り組んでいますか?
A:お客様に喜んでいただけることにやりがいを感じており、お客様の感謝の言葉や利便性の向上など、お客様の利益に貢献出来たときにやりがいを感じます!
一方で、こんなリアルな声も!
Q:あなたの上司は、自部署の使命や目標をわかりやすく語っていますか?
A:2週間に一回、場合によっては週に一回、部署の状況共有のために会話はありますが、将来のビジョンやキャリアプランについての話はほとんどなく、現在の業務や数字、進捗報告がほとんどです。
Q:その他、課題や期待は?
A:現場での仕事が多いため、新卒社員に対するやりがいのある仕事を提供する必要があると思っています。社内プロジェクトなどを通じて、小さな成功体験を積む機会を提供し新卒社員が成長できる環境を整える必要があると思います。
A:古参社員と新入社員といった、異なる世代間で、働き方に関する価値観の違いがある気がします。
実際にみんなから話を聞いてみると、フラットな組織、透明性のあるコミュニケーションをしているつもりでも、社歴の長さや、関わり方によって、組織への理解や考え方にギャップが生まれていることがわかりました。
社員のみんなも、自社について考えたり意見を言う機会があまりないので、所属する組織や自身について振り返る良いきっかけになったのではないのかなと思っています。
経営メンバーによるミッション・ビジョンの協議
そして、代表の和氣をはじめ、経営に関わるメンバーを中心に、会社の方向性を定めるミッション・ビジョン策定ミーティングを行いました。
メンバーにとって初の取り組みだったため、緊張の中スタート。
まずは代表和氣への創業時についてのインタビューからスタート。自身の経験や背景、組織を設立するきっかけとなったエピソードなどの共有や、和氣の想い、ビジョンについて語られ、経営メンバーに改めてその想いが伝わりました。
それを受け、経営メンバーでの対話セッション。
ファシリテーターから様々な質問が投げかけられ、各々が心の中の思いに立ち返り、考えを深めていきました。
メンバーそれぞれ話し合いながら、色々な意見、想いをアウトプットをしていきました。
仲間分けをしたり、議論をさらに深めたり、言葉の意味を確認しあったり。言葉の捉え方も人それぞれなので、お互いを理解する上でも、とても有意義な時間でした。
その際の手順はこちら。
事業の目的・目標再構築の3ステップ
- 3C分析で市場・競合・自社の状況を把握
- 抽出したキーワードで本質を凝縮
- 目標をブラッシュアップし、事業の方向性を明確化
「こういう会社でありたい、社員にはこうなってほしい」という思いはあっても、それが個人の思いに偏っていないか、組織全体にとって本当に良い方向性なのか、改めて考え直すきっかけになりました。
特に、自分の思いを明確な言葉にしたり、微妙なニュアンスの言語化や思考の整理が非常に難しく感じました。
そして、一回目のワークショップで出てきたキーワードはこちら!
地域のニーズや条件に合わせ、変化・対応していく必要性、そしてチームワークやパートナーシップの重要性が主に語られました。
改めて見返してみると、UDのコアとなる考え方が、割とでてきているような気がします。
キーワードだけだと中々伝わらないかと思いますが、議論の中で共有された想いをさらに言語化して、より齟齬なく共有できる形にブラッシュアップできたらと思います。
次回
次回は、経営メンバーによるミッション・ビジョン策定の様子をさらに詳しくお届けします!
抽出キーワードをさらにブラッシュアップしていきます。
お楽しみに!