簡単!印刷物の効果測定!QRコードの読み込み回数をカウントする方法
キャンペーンやサービス案内などの販促物を配布する際、チラシやFAXなどの印刷物だと効果が把握できずに困ったことはありませんか?
アナログな手法ほど眼に見えるデータにするのが難しいと思われがちですが、実はQRコードを使えば、自社で簡単にデータを取得し、効果測定することが可能です。
印刷会社など効果測定できるサービスを提供している企業へ外注するのも手ですが、コストを抑えつつ、自社で効果測定をしたいのであれば、印刷物にQRコードを掲載し、QRコードの読み込み回数をカウントする方法がおすすめです。
今回は、
- チラシの問い合わせまでの効果測定をしたい
- FAXでどのくらい反応があるのか把握したい
- 簡単にQRコードの読み取り回数をカウントしたい
という方向けに、印刷物のQRコードの読み込み回数をカウントして、効果測定する方法ついてお伝えしていきます。
目次 ➖
FAX・チラシ等の印刷物の効果測定はQRコードを使おう
印刷物の作成も送付もタダではありません。せっかく時間もお金もかけて作っているのですから、なんらかの形で効果を測定したいですよね。
そんな時はQRコードを作成し、最終的に行なって欲しいゴールをQRコードの読み込み先にしましょう。
例えば、
- セミナーの申し込みフォームを作り、QRコードをチラシに掲載する
- 提案資料を作りクラウドにデータをおいて、そのQRコードをチラシに掲載する
などです。
印刷物掲載されたQRコードをスマホで読み込めば、読み込み先のURLへアクセスすることになるので、QRコードが読み込まれたというデータを取得することができます。
少なくとも、何回読み込まれたかがわかるので、ターゲットに対しての反応率を出すことができ、施策に対する評価ができます。
ただ、QRコードは読み込んだ先のURLが必要になるので、事前にフォームやサイトなど何らかしか用意をしてください。
QRコードカウンターを利用した効果測定方法
QRコードの読み込み回数をカウントするのに、今回はデンソーウェーブ社「クルクルmanager」のQRCodeメーカーを使います。
QRクルクルmanager(https://m.qrqrq.com/)
1.アカウントを取得する
画面右上の「今すぐアカウント登録!」ボタンをクリックします。
※アカウントの登録はしなくても使えますが、登録しないと他のデバイスでの閲覧や他のメンバーの閲覧ができません。
2.登録完了後、ログインする
メールアドレスを入力して、届いたメールから必要事項を入力して登録を進めます。
3.QRコードを作成する
URL入力欄の下の「アクセス解析」をクリックしてONにします。アクセス解析方式は、「リダイレクト」にします。
QRコードが出来上がりました。好きな形式でダウンロードして、チラシに貼り付けましょう。
4.計測結果を確認する
画面右上のアカウント名をクリックし、QRコード一覧へ移動します。
「読み取りログ確認」をクリックします。今日の状況や、週、月単位で読み取り回数をカウントした結果を確認することができます。
クルクルmanagerを使う上での注意点
- サービス提供会社がシステムメンテナンスに入ってしまうと、ユーザーが一時的にQRコードを読み込んでも見れなくなってしまう場合がある懸念があります。
- アクセス解析を利用する場合「ユーザーがアクセス解析設定されたQRコードを読み取る=同意」となるため、注意書きの記載が必要となります。(詳細はこちら)
- QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
UDでの実際の活用事例
弊社では、パートナー様募集のFAX用チラシを作成し、QRコードを効果測定に活用しました。
QRコードは、クラウドファイルサーバーに説明資料をPDF化して格納し、そのURLを参照するようにしました。
見込み客がチラシのQRコードを読み込むと、クラウドに格納された資料が読み込まれ、閲覧できるといった流れです。
余談ですが、チラシのデザインは2種類作成し、ABテストも実施してみました。
以下の2パターンでそれぞれ300件ほど送ったのですが、数こそ少なかったものの、明確な違いがでました。
結果としては、右側のQRコードが大きい方デザインの方が、左側よりも3倍の反応がありました。
ただ、単純に読み込みのカウント数が多かったというだけの話なので、実際成約率まで数字が出てくると違った結果がでてくるかもしれません。
まとめ
今回は「クルクルmanager」のQRコードツールを使った。効果計測方法についてお伝えしました。
他にもGoogleAnalyticsをつかった計測方法もあり、GoogleAnalyticsを使えば、自社管理サイトへの誘導結果を計測することもできます。
ただ、少し専門的な知識も必要になってきますし、計測できるのはあくまでも自社管理サイトのみの計測となってしまいます。
その点「クルクルmanager」は、設定が簡単ですし、外部サイトへのリンク、効果測定も可能です。チラシなどで、自社以外の外部サイトへもどのくらい移動したかも計測できるので、用途に応じて使い分けてみてください。