データで変わる自動販売機のスマート化プロジェクト開始
2024年1月16日(火)アップデート株式会社(栃木県宇都宮市、代表取締役社長:和氣悟志)は、株式会社トリプルアイズ(東京都千代田区、代表取締役:山田雄一郎)の協力のもと、AI画像認識プラットフォームAIZE(アイズ)を搭載した人と車両を分析するカメラを、主要観光地通りに設置されている(就労支援事業所への業務提供を目的とした)自販機に設置することで、観光客及び通過車両のデータ収集を行い、設置場所のニーズに合わせた自動販売機のリニューアルを行うプロジェクトを開始しました。
■プロジェクト概要
2017年10月に当社が栃木県日光市の主要観光地通りに設置した自動販売機(就労支援事業所への業務提供を目的とした「自動販売機による販売支援プロジェクト(つるのはね)」)に、人と車両の分析カメラを設置することで、観光客及び通過車両のデータの収集、設置場所のニーズ取得を行い、販売マーケティング戦略の見直しに資することを目指します。
カメラにより取得したデータ収集と分析により、観光客の来訪者数や傾向を把握し、ニーズに合わせた筐体デザインと商品ラインナップに変更し商品の売上向上(業務提供の拡大)を目指します。
■観光客の変化に合わせた筐体デザインにリニューアル
当社は主に折り紙を中心とした就労新事業所が作成した様々な商品の自動販売機による販売支援を行って参りました。ここ数年の課題として、同地域では新型コロナによる観光客の激減に伴う既存自動販売機の売上低迷が挙げられます。昨年の5類感染症移行に伴う観光客の増加と市場の変化や顧客のニーズの変化に対応するために、より効果的なアプローチが求められています。調査を通じて得たデータに基づき、ニーズ傾向を分析して既存自動販売機の筐体デザインと商品ラインナップを設置場所のニーズに適した形に合わせることが急務であるという結論に至りました。
■プロジェクトの実施内容
・カメラを設置し、カメラから得た画像を分析AIツールでデータ化する
・データから現状を把握する
・目的達成に向けた施策内容を、取得データを活用し検討する
(筐体デザインと商品ラインナップの変更)
・取得データを活用し検討した施策を実行する
・施策実行後、施策期間中のデータを取得し、施策効果を確認する。
■データを可視化するクラウドシステムの仕組み
AIZEは顔認証技術で来訪者を「見える化」するクラウドシステムです。設置されたカメラで取得した画像データから、クラウド上にある画像認識AI「AIZE」が男女比率や年齢など人の属性を分析します(個人を特定できるようなデータは保持いたしません)
人数・車両カウントAI 「 AIZE counter」
人物属性分析AI 「 AIZE Research」
■関連企業・ソリューション
●画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」とは
画像認識プラットフォームAIZE(アイズ)は、株式会社トリプルアイズが取り組んできた囲碁AIの研究から生まれた、ディープラーニングによる画像認識システムです。クラウドに画像データを送信し、ディープラーニングの手法でAIが解析します。
●先進技術を地域企業に繋ぐ「アップデートの役割」とは
アップデート株式会社は価値観の多様化・複雑化、労働人口の減少など、社会環境の変化に対応するために必要な、自律型人材の育成を通し、中堅・中小企業の経営課題をITやAI技術の活用により解決して参ります。
AIZEホームページ :https://aize.jp/
アップデート株式会社ホームページ:https://updx.co.jp/
アップデート株式会社では県内企業様の課題を、ITやAI技術の活用による解決のサポートをしています。
お問い合わせ先:アップデート株式会社 028-688-8390
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