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アップデートという社名変更に込めた想い

”くぬぎ”です!

 

当社は2020年12月22日に株式会社アクシスからアップデート株式会社へ商号を変更しています。今回はその理由について書きたいと思います。

 

2007年の創業から2019年まで当社の基幹事業はジェネリック医薬品の卸事業者に特化した統合業務管理システム(パッケージソフト)の開発と販売でした。

北は北海道から南は九州の熊本まで全国の事業者様にご利用頂いており、製品の優位性もあって2015年には栃木県からフロンティア企業として認証を頂きました。

http://www.pref.tochigi.lg.jp/f02/houdou/documents/h27frontier.pdf

 

開発から約12年が経って世の中がオンプレミス(社内サーバーを立てて運用する形)からクラウドに流れが変わっている状況の中で新たな技術で再構築しなければならないという課題が存在していました。

そこで、社内で体制を作り直して取り組むか、それとも既にWEBを得意とする技術力を持つ企業に譲渡するかという選択肢の中で、私は『事業譲渡』という選択を致しました。

2019年夏のことです。

 

 

本事業を通して全国へ出張してさまざまな地域を知り、人に会うことも出来ましたし、人生最大のピンチを経験することも出来ました。

40歳を過ぎても48時間、ぶっ通しで食事をする事なく(正確には食欲が全く湧かない・・・)

システムの導入立会経験(しかも失敗)、、、、この時ばかりは本当に会社がなくなるかもしれないと思い、色々と覚悟もしました。

と、さまざまな貴重な経験をさせて頂きました。

 

そして、そのような経験を通して思ったことは、

同じ業種の会社に同じシステムを導入する訳ですが、50社あれば50社が性格もITリテラシーが異なる、取り扱ってる商材(ジェネリック医薬品)は同じで、同じ業務をしているのに、システムに求める要望は違うし利用できる(本運用)までの期間も違う。

 

良いシステムって何なのだろう?システムの前に必要な工程があるのではないか?

 

その部分を担える人がいないと、上手く導入できないし、運用に乗せるまで時間が掛かる。最悪は使えずにプロジェクトが終了してしまうという結末も十分にある。

 

誰に聞いたか、テレビで見たのか、記憶は定かではないですが、商社が発展途上国を支援する際に先ず行うことは、その国へ人を送り込んでカルチャーや教育状況を知り、その上で適切な教育を行い、その後に機械などの設備を送り生産体制が整うようにするそうです。

 

きっと、企業のIT化(DX)も同じことなのだと思います。

 

その為にはシステムやサービス提供者の目線(意識)ではなく、お客さまの業務を理解し、お客さまの一員として考える目線を持たなければ真の課題解決はできないと結論付けました。

表面上で見えている課題は既にさまざまなハードウェアを中心としたソリューション製品で解決されていると思うので、これから解決しなければならないのは企業の奥底にあるコアな部分にあると思います。そこへアプローチする為にはリスクを追って内部に入り、時にはリーダーシップを発揮してお客さまを巻き込み解決するという強い使命感を持った人間ではないと難しいと思います。

 

責任分岐点というリスクラインを超えたサービスでなければ本当の意味でお客さまの事業を変革させることはできない。

どのように変革するかというのは経営の領域です。DXの前にCX(コーポレート・トランスフォーメーション)だと思います。

経営がCXを描きその手段としてデジタルを活用できる人間が実現に向けてチャレンジをする。チャレンジというのは単なるITの導入ではなく、そこで働く人たちのリテラシー向上も大切な業務です。

 

その為には変革(トランスフォーメーション)する前に組織を更新(アップデート)すること、それが私たちの役割だと定義し、社名をアクシスからアップデートへ変更致しました。

もともとのアクシスはACSS(ALL COMPANY SYSTEM SUPPORT)でしたが、社名変更せず、意味合いを変えるという方法もありますが、過去を上書きするみたいで気が進まないので歴史は歴史として残す為にも、現メンバーで(創業当初からの役員も退任しメンバーも大きく変わりました)自分達の使命を熟考した結果、2020年12月22日から「成長意欲を持つ中堅・中小企業をアップデートさせることが私たちの存在価値だ」という使命の元にアップデート株式会社として新たな歴史を刻むべく再スタートをすることになりました。

 

私たちアップデートは以上のような考えを全社員が持っている(持っているはず!!)会社です。しかし、まだまだ成長途上の会社でもあります。

失敗もあるかもしれません、お客さまを想うあまり不快の思いをさせてしまう言動があるもしれません。

しかし、お客さまの力になりたいという想いは他の企業に負けませんし、改善もすぐに行います。

ですので、お気付きになられることは遠慮なくお伝えください。是非、ストレートにお伝えください!!

今後とも、叱咤激励、応援よろしくお願い申し上げます。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。