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バカの壁とDX(デジタルトランスフォーメーション)

”くぬぎ”です!

 

今年は最低でも、ひと月に1回はブログを書くことにしました。

 

早速、今年の第1回は昨年読んだ楠木健さんの著書、『逆・タイムマシン経営論』で知った『ニュースや新聞は20年位、寝かせてから読む』そうすると情報が熟成され本質がむき出しになっているのでおすすめ!!を実践したことについて書きたいと思います。

 

過去のニュースや新聞記事がそうならば、20年前の本はどうだろうと思い、当時のベストセラーを読んでみました!!

やはり古さを感じさせない内容でした。

養老孟司さんの『バカの壁』は2003年に刊行されたベストセラーで当時、読まれた方も多いと思います。

 

当時、言われていた事が現在においても、どストライクでした。

 

印象的な内容は、

”雑学”と”知識”の違い、ここを勘違いしている日本人は多いということ、特にインターネットの普及で情報の取りやすい現代においては、この違いをしっかり認識しておかないと本当にいけないと思いました。

 

端的に違いを言うと、理解度です。

何が違うかと言うと、経験したことではじめて知識になるというもっともなこと、なので、”知っていても経験していない”ことは雑学なんだよ、と言うことです。

 

北海道の冬が寒いのはわかる、でもどのくらい寒いかは、その場に立ってみないと分からない、

仕事で言えば営業の大変さは実際に営業として働いてみないと分からない、

 

実際に経験していないことは、『分かったつもり』になっているだけ、これって20年前以上から言われていることで、『頭でっかち』という諺があるくらいですね。

 

情報が取りやすくなった分、情報を得ただけで分かった気になって、物事を簡単に考えてしまう、人付き合いや仕事の評価にも通ずるものがあるように思います。

 

マニュアル化されていない仕事、チャレンジングな仕事、評価の基準が曖昧な仕事、今、世の中ではDX(デジタルトランスフォーメーション)と飛び道具の如く、社会に飛び交ってます。

 

私はDXについて企業研修など少しお時間を頂きをお話しさせて頂く際に自動車産業に準えて話をします。

自動車が普及して産業化したのは交通インフラが整ったからです。

それにより自動車を使い、人がより豊かになる為のサービス(観光業や宅配業など)が誕生しました。

 

DXの本質はITを使い業務をどのように仕事を変革(へ・ん・か・く)するかです。

変革というのは”変わって新しいモノになること”です。

なので、現在の延長線上の業務改善では無いという事です。

5%とか20%の削減、、、そういう次元では無く、、、

極端な話、全く異なる考えを用いた結果、90%削減しましたのようなことです。

 

私の住む日光市今市から東京駅まで歩いて移動すると”約26時間”掛かる訳ですが、
車を使うと約2時間で到着することができます。92%も時間を削減できます。

 

自動車とパソコンでは歴史が100年から200年位違うのでこのようなインパクトが今日明日で起きると言うのは難しいかもしれませんが、5年から10年でかなり近づくのでは無いかと思います。

 

では、そのような業務変革を誰が起こせるのでしょうか?
経営もITもわかる人材では無いと現実的にはできないと思います。

自動車を使うためには、道路交通法や自動車の機能やスキルを学ぶ必要があります。

 

これはITも同じです。

経営者が学ぶことがベストでしょうが、難しい場合は経営幹部にそのような人材を加える必要があると思います。

 

変革とは簡単なことではありません、なので恐れずにチャレンジしなければならないのだと思います。

しかし業務変革を担うIT人材はコストも高く、学び続けなければならない。(メンバーのうめはITは海外のツールが多くGoogle翻訳では限界があるという理由で自ら英語力を身につけるべくTOEICの試験に向けて勉強を開始したと言ってました)個人の向上心は最も必要です。そして学び合う環境。

採用後も担当者の負荷分散や人材のバックアップはどうする?などなど課題も多いと思います。

 

このような課題を私たちは互いのIT業務の経験をシェアし合いながらスタッフ同士が補完関係を築き”本物の知識”を繋げ合うスマート社員(旧:コアスタッフ)というIT人材のシェアリングエコノミーサービスを通して解決してゆきたいと思っています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。