ビジネスで使える!画像生成AI3選
こんにちは、コーポレートITサービス部 ヒイラギです!入社して3年、初めてブログを担当することになりました!
以前、ビジネスで活用できる文章生成AIの進化についてご紹介しましたが、今回はAIの魅力的なもう一つの分野、「画像生成AI」に焦点を当ててご紹介したいと思います。AIがテキストだけでなく、私たちの想像力を視覚化する能力を持つようになった今、その可能性はどんどん広がっています。
そうは言っても、実際に画像生成AIがどのように私たちの役に立ってくれるのか、イメージがつかない方もいると思います。デザイナーや動画クリエイターだけが使えるツールだと思ってしまいがちですよね。
実は、画像生成AIはクリエイティブ職以外のビジネスマンこそ、最も恩恵を受けられるツールなんです!
今日から使える!画像生成AI活用術
- 社内イベントのポスター作成
- 総務や広報担当者が、外部に頼むほどではないけれど「手作り感」を脱したい時
- 「バーベキューやレクリエーションを楽しむ家族のイラスト」などを生成し、社内報やチラシの挿絵に
- プレゼン資料の概念図作成
- 営業担当が、新サービスの抽象的なメリット(例:DXによる業務効率化)を説明する際のイメージ図
- 「複雑な迷路が整理された一本道に変わるイメージ」などを生成し、資料の説得力を補強
- SNSやブログのアイキャッチ制作
- 採用担当者が、求人ブログに載せる写真に困った時
- 会社の雰囲気を伝えたいが、社員のプライバシーに配慮したい場合のぼかし加工
- 商品開発時のイメージ統一
- 企画担当者が新商品のパッケージ案を会議で出す前に、頭の中のイメージを可視化
- デザイナーへのイメージ共有がより簡単になる
上記に挙げた例のほか、「禁止事項の貼り紙などの挿絵(例:ドローン飛行禁止、私有地立ち入り禁止など)」を、実際の写真を用いて視覚的に注意喚起するのにも使えそうですね。
主要な画像生成AIサービス比較
現在は様々な画像生成AIサービスが登場しています。今回はその中でも特に注目されている3つのサービス、「Gemini」、「ChatGPT」、「Adobe Firefly」を比較してみましょう。
サービス名 | 主な特徴 | 用途 |
Gemini | Googleが開発したマルチモーダルAI。テキスト、画像、音声など多様な情報を理解し、生成することができる。特に画像生成においては、詳細なプロンプトに基づいて高品質な画像を生成する能力に優れている。 | 高度な画像生成、既存画像の編集・加工、コンテンツ作成 |
ChatGPT | OpenAIが開発した大規模言語モデル。プラグインとして画像生成機能を提供しており、テキストから画像を生成することが可能。自然言語での指示に強く、手軽に画像を生成したい場合に適している。 | 簡単な画像生成、ブログやSNSのアイキャッチ画像作成、アイデア出し |
Adobe Firefly | Adobeが開発したクリエイティブに特化した生成AI。PhotoshopやIllustratorなどのAdobe製品との連携が強み。既存のクリエイティブワークフローにAIの力を統合することができる。商用利用にも配慮されている。 | デザイン素材の生成、画像のスタイル変更、既存画像の部分的な修正、プロのクリエイティブワーク |
Googleツールを活用しており、ビジネス資料をワンランク上のものにしたい場合はGemini、AIとの対話形式で手軽に画像を作成したい場合はChatGPT、Adobeツールを活用しており、安全に商用利用したい場合はAdobe Fireflyを活用するのがよさそうです。
Geminiで社窓の風景を変えてみる
さて、それでは実際に画像生成AIを体験してみましょう!今回は「Gemini」を使って、当社の窓から見える風景をAIの力で変えてみたいと思います。
当社の窓から見えるのは、いつも見慣れた宇都宮市の風景です。穏やかな青空の下にそびえる真っ赤な宇都宮タワーと、重厚感のある近代的な栃木県庁が望めます。

この風景を、Geminiに「このタワーを東京タワーに変えて、空をもっと青くして」と指示してみます。

AIに投げるこの文章のことを「プロンプト」と言います。この命令をいかに具体的に、詳細に書くかが生成物の精度を左右します。例えば、「女性を出力して」というよりも「20代くらいの黒髪、まとめ髪で和服を着た日本人女性を出力して」と指示した方が、よりイメージに近いものが出力されるというわけです。
さて、本題に戻って生成された画像を見てみましょう。

どうでしょうか?鮮やかな青空に、東京タワーと栃木県庁が並び立つ不思議な光景が出来上がりました。
このように、写真の一部を置き換えたり、色味や背景を修正したりということも、画像編集の技術なしで簡単にできるようになりました!
Geminiの場合、AI生成したことを証明する透かし(ウォーターマーク)が画像の右下に付与されます。
画像生成AI利用の注意点
- アップロードする「元画像」にも細心の注意を :AIに画像を読み込ませて加工する場合、アップロードする元画像そのものにも権利が必要です。他社が著作権を持つキャラクターやロゴ、著名人の顔などが写り込んでいる画像の使用は避けましょう。また、社内の機密情報や個人情報が写り込んだ画像を不用意にアップロードすることもNGです。多くのAIは入力データを学習に利用する場合があるため、情報の漏洩リスクを考慮し、機密データの扱いは厳重に行ってください。
著作権と利用規約の確認: 画像生成AIが学習したデータに著作権物が含まれている場合があり、生成された画像が既存の作品に酷似してしまうリスクがあります。また、ツール(Gemini, ChatGPT, Adobe Fireflyなど)ごとに商用利用が可能かの規約が異なります。特にAdobe Fireflyは著作権リスクを最小限に抑える設計がされていますが、使用前に必ず最新の規約を確認してください。
「ハルシネーション(もっともらしい嘘)」への警戒 :AIは存在しないものをさも実在するかのように描くのが得意です。例えば、今回の宇都宮タワーの例でも、細部の構造が実物とは異なっていたり、架空の建物が背景に紛れ込んだりすることがあります。正確な事実を伝える必要がある資料に使う場合は、必ず人間の目でチェックが必要です。
倫理的・社会的な配慮:人物画像を生成する場合、特定の個人に似すぎてしまったり、偏見を含んだ表現になってしまったりすることがあります。また、AIで生成した画像であることを隠して、実際の写真として公開すると、信頼を損なうおそれがあります。必要に応じて「AIで生成した画像です」といった注釈を添えるとよいでしょう。
おわりに
画像生成AIはまだまだ発展途上の技術ですが、その進化のスピードは目覚ましく、今後さらに私たちの生活やビジネスに深くかかわることになるでしょう。
画像生成AIを使いこなすコツは、完璧なものを一発で出そうとするのではなく、AIと対話しながらブラッシュアップを楽しむことです。
まずは資料のワンポイントや、社内SNSの投稿から使い始めてみてはいかがでしょうか?視覚情報の力が、皆さんの仕事をよりスピーディーに、そして楽しく変えてくれるはずです。
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